宿泊業や飲食業をしていると、「予約の電話だけで一日が終わってしまう……」なんてことありませんか?
お客様は思い立った瞬間にスマホで予約を済ませるのが当たり前になっており、ホームページに予約機能がなければ、別のお店に流れてしまうこともあります。

予約の電話対応で一日が終わってしまって、夕方にはもうヘトヘト。もっと効率よくできないかしら?
こうした悩みを解消するのが「オンライン予約機能」です。導入すれば、営業時間外でも24時間受け付けが可能になります。
さらに最近では、楽天トラベル や ぐるなび との連携、あるいは RESERVA のように無料で導入できるサービスも増えてきました。専門知識がなくても始めやすい環境が整いつつあります。
- オンライン予約がもたらすメリット
- 導入していない場合の機会損失
- 導入方法と代表的な外部サービスの特徴
これらを押さえることで、ホームページからの集客力をぐっと高めるヒントが見えてきます。
ユーザーの予約行動はこう変わった
ここ数年で、お客様の予約スタイルは大きく変化しました。
以前は電話予約や現地での直接来店が主流でしたが、いまはスマホ検索が中心になり、そのまま予約まで完了するのが当たり前になっています。
「空いているかどうか」「予約できるかどうか」を確認して、ボタンひとつで手続きする流れが定着しました。
宿泊や飲食の利用では「旅行の計画中」や「出先での検索」など、思い立った瞬間に行動するケースが多いのが特徴です。
Googleマップ や SNS で店舗を知り、そのまま予約ボタンを押す。

このスピード感に対応できるかどうかが集客の勝敗を分けます。
もしオンライン予約機能がなければ、せっかく興味を持ってくれたお客様も「予約できない=不便」と感じ、他のお店や宿泊施設に流れてしまいます。

「実際に導線を整えたら、問い合わせが 2倍 になった」という事例もあります。
オンライン予約がもたらす3つのメリット

宿泊業や飲食業では、電話中心の予約対応が当たり前という店舗がまだ少なくありません。
しかし、利用者の行動はここ数年で激変し、スマホから数タップで予約を完了するのが標準になりました。
この変化に対応すると、次のような3つのメリットが起こります。
24時間予約を受けられる安心感
電話予約は受付時間が限られ、仕事終わりや休日の利用者に対応できません。
オンライン予約を備えれば、思い立ったタイミングで申し込みが可能となり、深夜・早朝・定休日でも集客を止めずに済みます。
結果として、24時間365日 機会損失を抑えられます。
スタッフの負担軽減と業務効率化
予約の取り次ぎ、空席確認、台帳記入など、断片的な作業に時間を取られがちです。
オンライン化によりこれらの反復処理をシステムが担い、ヒューマンエラーの発生源も減ります。
スタッフは接客や調理などの核心業務に戻り、店舗全体の効率が上がります。
予約データ活用でリピーター増加につなげる
従来の電話予約では、来店頻度や好まれるプランなどの傾向を追いにくいのが実情でした。
オンライン予約システムは履歴を自動で蓄積し、分析によって「どの時期に予約が集中するか」「どのプランがリピートにつながっているか」が見えてきます。
誕生日や記念日利用の多い層に特典を案内するなど、データに基づいた施策が可能です。
導入していない場合に起こる機会損失

オンライン予約を入れていないと、実は気づかないうちに多くのチャンスを逃しています。
「電話だけで十分」と思っていても、利用者の行動はすでに変わっているからです。
どんな損失があるのか、主なものを見てみましょう。
営業時間外の予約を逃す
夜遅くや早朝にスマホでお店を調べる人は少なくありません。電話がつながらないと、その時点で 候補から外れて しまいます。
週末や連休前など、まさに 予約したいタイミングほどこの差は広がります。
比較検討の段階で外される
Googleマップや旅行サイトで複数の店を見比べるとき、「ネットで完結できるかどうか」は大きな判断材料 になっています。
ボタンひとつで予約できる店と、電話が必要な店では、前者が有利。ページを開いた瞬間に「予約可」と表示されるだけで選ばれる確率が上がります。
リピーターにつながりにくい
オンライン予約を使わない店舗では、顧客情報が散在しやすく、施策の精度が上がりません。
電話によるメモでは、誰がどのプランを利用し、どのタイミングで来店したかの把握が完璧ではなくなります。見込み顧客やリピーター候補を見落とすリスク が高まります。
加えて、過去の利用履歴が分からないと、メニューやキャンペーンも活かせないため、競合との差別化が難しくなります。
導入方法は2つ!自社システムか外部サービスか

オンライン予約を取り入れたいけど、何から始めればいいのか分からない。
飛騨の旅館や飲食店から、そんな相談を受けることが増えています。
選択肢は大きく二つあります。自分たちで予約システムをつくるか、楽天トラベルやぐるなび、RESERVAのような外部サービスを活用するかです。
自社開発型システムを利用する
あるサービス業で導入を支援したとき、自社開発型システムを選びました。画面の細部から在庫・料金のロジックまで自由に設計でき、既存の業務フローに合わせやすい。
ブランドイメージを前面に出したい時にはまさに強い味方でした。
ただ、これで終わりではありません。
セキュリティ更新や法改正への対応、障害時の復旧、担当者の引き継ぎ。
すべて自分たちで回さなければならず、自由度の高さと引き換えに 運用コストや管理の負担が増える ことも理解しなくてはいけません。

自由度が高い分、運用コストや管理で手間がかかるようになりますね。
外部サービスを利用する
別の施設では外部サービスを採用しました。楽天トラベル や ぐるなび、RESERVA などを使えば、初期投資を抑え、短期間で予約導線を整備できます。
申し込んでから数日で稼働し、スマホ対応・決済・通知などが一式そろうことも多く、保守は提供元が担うため現場は通常業務に集中できました。
もちろんデザインや連携に制限はありますが、まず機会損失を止めたい時にはこのスピードと低コストが効いてきます。
中小規模の宿泊施設や飲食店では 現実的で、試しやすい 選択肢です。

導入スピードと低コストが最大の魅力。中小規模の宿泊施設や飲食店おすすめです。
代表的な外部サービスの選択肢

外部サービスは予約フォームだけではありません。集客の入口です。まずは「お客さまがどこから来るのか」。
ここを起点に選べば迷いません。
楽天トラベルとの連携
宿泊なら、最初に検討して損はありません。
理由はシンプルで、「検索→比較→予約」が同じ流れで完結するからです。日頃から楽天を使っている人にとっては、ポイント利用も背中を押す要素になります。
結果として「気になったときに、そのまま予約」まで行きやすい。大手サイト掲載の安心感も効きます。ブランドを広く見せたい施設に向きます。

楽天ユーザーは、楽天トラベルがもっとも気軽に利用できる選択肢です。
ぐるなびを活用
飲食は判断が速い世界です。写真・口コミ・空席情報。この三つが同じ画面で揃うと、「検索→比べる→予約」が一気に進みます。ここらへんは楽天トラベルと同じですね。
ぐるなびはこの導線づくりが得意です。店側のメリットは、集客と予約管理が同じ器で回ること。
検索からの露出も取りやすく、観光客の「今からどこに行く?」にも強い。内装やメニューを見てもらえます。

ぐるなびは、食事を探すならここと言われるほど認知度が抜群です。観光客の利用者も多いんですよ。
外部予約サービスはRESERVA
小さく始めたいなら、無料プランで試せるクラウド型もおすすめです。
「RESERVA(レゼルバ)」は350以上の業種に対応している クラウド型予約システム です。
サロンやスクールの利用が目立つ印象ですが、宿泊業向けの機能も充実。幅広い業種に利用できます。
管理画面がシンプルで、ITに強くないスタッフでも回しやすい。まずは仮メニューで回し、予約動線を整えてから本格導入に向いています。

RESERVAのように 無料で試せる サービスも存在します。いろいろと制限はつくものの、最初の一手としては検討する価値があるでしょう。
導入前に確認すべきポイント
オンライン予約を入れる前に、いきなり契約せず、しっかり調べてから決めることが大切です。
準備をしてから進めるだけで、その後の負担がぐっと軽くなり、効果も早く見えてきます。

まずは「うちの予約のどこが不便なんだろう?」を紙に書き出すところから始めましょう。
自店舗の運営体制と合っているか
まず見たいのは、自分たちの運営体制に合っているかどうか。小規模店舗なら、操作が簡単でサポートが手厚い外部サービスのほうが安心 です。
複数店舗を一括管理したい場合や細かな料金設定が必要な場合は、自社開発型が候補に上がります。
スタッフ数や更新の頻度まで含めて考えると、選び方が変わってくるものです。
コストと料金体系の把握
無料プランは導入しやすい反面、機能制限や広告表示が付くことがあります。
せっかくのホームページに余計な広告が出ると信頼性を損なう恐れがあるので、どの段階で有料に切り替えるかを事前に決めておくと安心です。
月額料金だけでなく、予約ごとの手数料や追加機能の費用まで含めた総コストを試算しておきましょう。
既存の集客経路との連携
既存の集客経路との連携も重要です。
GoogleマップやSNS、旅行サイトなど、普段の導線とつながるかどうかを確認しておくと、導入後に情報がバラバラにならず管理がしやすくなります。
宿泊業 では Googleホテル広告 や 楽天トラベル、飲食業では ぐるなび や Instagram との連携が鍵になるケースが多いです。
導線をひとつにまとめておくと、分析や改善にも役立ちます。
まず何から始めるべきか?
オンライン予約を導入する際は、いきなりサービスを契約するのではなく、まずは自分のお店に合った形をイメージすることが大切です。
- 現在の予約フローを整理
- 電話・来店・メールなど
- 電話・来店・メールなど
- 効率化したい業務
- 電話削減、顧客データ管理など
- 電話削減、顧客データ管理など
- 予算と運営体制を考慮
- 自社開発か外部サービスかを選択
ここまで整理してから比較検討に入るだけで、導入後の迷走や余計な出費を防げます。

最初から大規模なシステムを導入する必要はありません。
無料プランがあるなら試してみて、問題なければその後に有料プランを検討すれば十分です。
飛騨でホームページ制作を検討するなら
オンライン予約機能は、ホームページと一体化させてこそ真価を発揮します。
ページのどこにボタンを置くか、どんな見せ方で不安を減らすか、スマホで見た時にストレスなく予約できるか。
こうした細部が完了率を大きく左右します。単に「予約ボタンをつける」だけではなく、検索から比較、予約完了までの導線全体を組み込む設計が必要です。
私たち「Web Up」では、ヒアリングから戦略提案、制作、公開後の運用サポートまでワンストップで対応しています。
楽天トラベル や ぐるなび との連携、RESERVA のような外部サービスの導入も含めてご提案可能ですので、「どの方法が自分に合うのか分からない」という方も安心してお任せいただけます。

オンライン予約は、サイト全体の流れと一緒に設計してこそ本当の力を発揮します。どのサービスが自分に合うか迷っているときは、気軽に私たちまでご相談ください。
飛騨でホームページ制作を検討している事業者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
飛騨の宿泊施設をサポートしていて強く感じるのは、オンライン予約は「便利」だけじゃなく「選ばれる理由」になるということです。
外部サービスを使えば専門知識がなくても導入できます。ただ大切なのは、店舗の規模や体制に合った方法を選ぶことです。

小規模店舗なら無料プランで試し、操作感や予約件数の推移を見ながら有料プランへ移行する、そんな段階的な導入が安全かもしれません。
オンライン予約は便利なだけではありません。お客様の「いま予約したい」という思いを受け止め、信頼UPにもつながります。
競合が多い今だからこそ、予約導線を整えるかどうかが集客の分かれ道です。

飛騨でホームページ制作や予約システムの導入を検討している方 は、地域の事情を理解したうえで提案できる私たちにぜひご相談ください。


